信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

岡谷市の被害は18億円超 農業関係で膨らむ
2006年8月12日(10:54)

 岡谷市は11日開いた市議会全員協議会に、7月の豪雨災害による市内の市道や公共施設などの被害総額が、概算で約18億4800万円に上ったと報告した。市が7月28日に発表した河川や上下水道といった土木関係の被害額9億1700万円に、農林業や公共施設の被害額計約9億3100万円を加えた。
 新たに加わった被害額の内訳は、農業関係が農地への土砂流入やのり面崩壊などで約7億6000万円。公共施設は約1億7100万円。このうち、体育館などに土砂が流れ込んだ上の原小学校(長地出早)、グラウンドに土砂や水が入った湊小学校(湊3)と岡谷南部中学校(湊2)の3校で約1億5200万円で、内山霊園でも土砂崩落があった。
 また、住宅など家屋の4日現在の被災状況も発表。全壊13戸(うち店舗や空き家など非住家は3戸)、大規模半壊3戸、半壊13戸(同1戸)、一部損壊43戸(同7戸)、床上浸水45戸(同18戸)、床下浸水212戸(同12戸)だった。これらは被害総額には含まれていない。


<前の記事 大雨被害 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun