信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

下諏訪の被害6億円余 「災害相談窓口」終了
2006年8月12日(10:53)

 下諏訪町は11日開いた町議会全員協議会で、7月豪雨による町内の河川や道路、農地などの8日現在の被害額は、国・県分を含め約6億2000万円に上ったと報告した。町は災害応急費などとして一般会計補正予算2900万円余を7月19日付で専決処分した。
 まとめによると、承知川の護岸決壊など河川の被害は99カ所、国道142号の歩道決壊や町道の舗装損傷など道路被害は5カ所で、復旧見込み額は計約5億4200万円。林道や農地ののり面、せぎの崩壊など農林関係が94カ所で約4900万円、給水管の損傷など上下水道、温泉関係が15カ所で約2900万円。
 住宅被害は4日現在で、一部損壊が4戸、床上浸水165戸、床下浸水180戸。これらは被害額に含まれていない。青木悟町長は「今回の災害の状況、課題をできるだけ早くまとめ、今後の教訓とする」とした。
 町は7月24日から役場総合窓口に併設していた「大雨災害住民相談窓口」を、相談者が少なくなったことを受けて11日で終了した。今後は総合窓口や各課で受け付ける。


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