信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

塩尻の被害は53億円 市の対策本部を解散
2006年8月12日(10:51)

 塩尻市は11日、7月豪雨災害の被害額が、国や県の分も含め53億800万円余に上ったことを明らかにした。河川の護岸崩壊や林道の損壊が目立った。市は同日、7月19日に設けた災害対策本部を解散した。
 市によると、土砂の流入などにより楢川地区の5戸が全壊。床上・床下浸水は楢川、北小野、洗馬地区を中心に96戸だった。河川では護岸崩壊などが100カ所で発生し被害額は20億6000万円余で、治山施設と林道の被害は計282カ所、およそ19億円。このほか、市道の路肩決壊やのり面崩壊などが9億6500万円、農業用施設の被害が2億1400万円、上水道の被害が5100万円、下水道の被害が400万円だった。
 市が設けた被災者義援金窓口には25の個人・団体から約240万円が寄せられた。


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