信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

広報などの対応に反省点 松本市の連絡会議が解散
2006年8月12日(10:49)

 松本市は11日、7月豪雨に関する第5回大雨対策連絡会議を市役所で開いた。被害状況の報告を行い、各部署の連携などについて反省点を出し合った後、会議を解散した。被害総額は集計中で、18日に開く市議会の委員協議会で報告する。
 会議には市三役と全課長らが出席。災害時の対応について、本庁と支所の連携はおおむねうまくいったが、外部機関との情報交換が不十分だったとした。具体例として、松本建設事務所から道路状況の情報が入るのが遅れ、市職員が直接現場で確かめた事例もあったとした。
 市川博美収入役は、河川の増水や土砂崩れの危険について、市のホームページなどを通じた情報提供が足りなかった−と、反省点を挙げた。
 今回の豪雨で、市が「災害対策本部」を設置せず、連絡会議にとどめたことには市議らから異論が出ている。市総合防災課は、対策本部の新しい設置基準を9月定例市議会までにまとめるとしている。


<前の記事 大雨被害 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun