信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

20日の諏訪湖クリーン祭中止 大規模清掃に変更 
2006年8月11日(08:56)

 下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会(湖浄連)は、20日に予定していた湖の環境保護をPRするイベント「第26回諏訪湖クリーン祭」を中止する。7月豪雨で主会場のみずべ公園周辺が広範囲にわたり浸水被害に遭ったことなどが理由。代わりに同日、豪雨で湖岸に打ち上げられたごみや流木を片付ける「諏訪湖クリーン大作戦」を町内で計画、参加を呼び掛けている。
 クリーン祭は、人力や風力などを利用した「手作りいかだ」のコンテスト、諏訪湖にすむ魚や外来植物のアレチウリなどについて紹介するパネル展示、廃油せっけんづくりなどを企画していた。
 しかし、床上浸水もあったみずべ公園周辺の被災者への配慮や、諏訪湖岸がごみや流木、ヨシで汚れている状況を考慮し、クリーン祭の中止と、大規模清掃の実施を決めた。湖浄連の溝口英治会長(41)は「湖浄連で清掃もしたが、追いつかない。諏訪湖をきれいにするために、多くの人に協力してほしい」と話している。
 クリーン大作戦は午前6時45分―9時(小雨決行)。参加者は、町立諏訪湖博物館・赤彦記念館駐車場か下諏訪町漕艇庫前に集合し、みずべ公園に向かって清掃する。問い合わせは湖浄連事務局の町生活環境課(電話27・1111)へ。


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