信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

伊那の花火大会、来月9日に 災害復興祈念で
2006年8月11日(08:57)

 伊那市の伊那まつり委員会(会長・小坂樫男伊那市長)は10日、市役所で開いた会合で、中止したまつりのうち、花火大会については9月9日(予備日同10日)に開くことを決めた。「伊那まつり」の名称は使わず、「7月豪雨災害復興祈念」の名目で開催する。
 花火は午後7―8時半、市役所西側の天竜川河川敷から打ち上げる。8月6日の当初計画より30分繰り上げる。約7000発の規模は変わらない。
 市役所駐車場にステージや飲食の出店が並ぶ予定だった「遊ingビレッジ」は行わないが、訪れた人が最低限の飲食ができる出店は募る。
 会合では、「被災者の心情に配慮してまつりを中止したはずだ」とし、被災者への義援金を会場で募る提案があり了承された。約1カ月遅れでの開催について、小坂市長は「市高遠町や長谷のイベント、敬老会などの日程を考慮した」としている。


<前の記事 大雨被害 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun