信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

諏訪市の被害総額4億9700万円
2006年8月10日(10:02)

 諏訪市は9日、7月の豪雨災害による市内の農地や道路、公共施設などの被害総額が4億9700万円余に上ったと発表した。市は「中心市街地の浸水被害のほか、土砂崩落が多く発生した。砂防施設の充実を県に要望したい」としている。
 市企画部によると、市道の被害は、陥没や路肩の崩壊など81カ所で被害総額は1億9000万円余。農林関係では、田畑ののり面崩壊や土砂の流入などで9100万円余。市営の公共施設の被害は、浸水した文化センター(湖岸通り5)、図書館(同)、老人福祉センター(湖岸通り4)、裏の斜面が崩れ倒木が屋根を直撃した片羽保育園(諏訪1)など9施設の1200万円余。
 住宅の浸水被害は1961戸(床上542戸、床下1419戸)だった。
 市は、応急の災害復旧費などとして一般、特別会計合わせて2億2700万円余の専決処分を市議会に報告済み。本格復旧の費用は、秋以降に専決処分で対応する方針だ。


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