安曇野市は9日、7月の豪雨で全線通行止めにしていた同市の林道烏川線について、徒歩での通行を許可した。同林道は北アルプス・常念岳と蝶ケ岳に向かう「三股登山口」に通じている。登山者には、同登山口の手前約10キロにある温泉宿泊施設「ほりでーゆ〜四季の郷」の駐車場に車を止め、そこから歩いて入山するよう呼び掛けている。
林道は三股登山口の下方約2キロの地点で、長さ約10メートルにわたり崩れている。市などが道路脇に迂回(うかい)歩道を設置。林道脇を流れる烏川によって一部がえぐられた区間もあることから、安全確保のためロープも張った。
市産業観光部は烏川線と、7月29日から徒歩での通行が可能になっている林道一ノ沢線について、ともに年内の車両通行は難しいとしている。