信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

救助犬協会に感謝状 岡谷の土石流現場で捜索
2006年8月 9日(09:55)
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 県警は8日、7月の豪雨災害で土石流が起きた岡谷市湊3の現場で行方不明者の捜索に協力した「災害救助犬協会 長野」に感謝状を贈った。渡辺巧本部長から感謝状を受け取った同協会代表の木村健太郎さん(41)=諏訪郡富士見町=は「県民の皆さんのためになるようさらに訓練や育成に励みます」と抱負を話した。
 同協会は災害発生とともに岡谷署に捜索を申し出た。新潟、神奈川、奈良県の災害救助犬協会の協力も得ながら、7月22日に県内外のメンバー7人と救助犬6匹で捜索。同23日にはメンバー15人と救助犬10匹が出動し、犬の反応を基に最後まで行方不明だった男性(75)の遺体の一部を発見した。
 長野の協会は、富士見町と小諸市の2組の夫婦がメンバーとなり、昨年6月に活動を始めた。岡谷市の災害までに計9回の出動経験がある。
【写真説明】豪雨災害の行方不明者の捜索で、県警から感謝状を贈られた「災害救助犬協会 長野」のメンバー


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