信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

常時募集を停止 岡谷のボラセンター 土砂除去にめど
2006年8月 9日(09:54)
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 豪雨による土石流被災地で、復旧活動に携わるボランティアの受け入れと派遣をしてきた岡谷市災害救援ボランティアセンターは9日で、ボランティアの常時募集を停止する。緊急性が高い土砂除去作業にめどが付いたため。センターは12日に市役所1階ロビーから諏訪湖ハイツ(長地権現町)内の市社会福祉協議会に移転、規模を縮小して継続する。
 同センターは災害が発生した7月19日、市社協がカノラホール内に設置し、28日に市役所に移転。ボランティアの派遣と救援物資の受け付け、輸送を担ってきた。8日までに延べ6291人(うち県から派遣された職員延べ1896人)を受け入れ、ほとんどを土石流被災地の湊、川岸両地区の復旧作業に派遣した。
 災害から約3週間がたち、8日までに住宅の泥出しはほぼ終了。住宅外壁の清掃や県道沿いの植栽にたまった泥のかき出しなどもした。9日はボランティアが被災地域の住民を戸別訪問して作業の要望がないか確認、ニーズがあれば、その日のうちに対応するという。
 同センターは10日以降、必要に応じて市民を中心にボランティアを呼び掛ける方式にし、12―16日はセンター業務を休む。被災者からの要望は17日に受け付けを再開する。問い合わせは岡谷市社協(電話0266・24・2121)へ。
【写真説明】土石流被災地では住宅内外の大がかりな土砂出しがほぼ終了。ボランティアの作業は外壁清掃などに移った=岡谷市湊3


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