諏訪市は3日、市議会総務委員協議会で、7月の豪雨災害に伴う応急の災害復旧費用などとして、総額2億2600万円余を追加する本年度一般会計補正予算と170万円余を追加する下水道事業特別会計補正予算の専決処分を報告した。
浸水被害を受けた市施設の復旧や消毒の委託、消防団出動の費用をはじめとする応急対策費として9000万円余。このうち、諏訪湖畔などに設置した内水排除ポンプの修理費用は4000万円。53基のうち19基で配電盤が故障したが、応急処置により稼働し続けたという。
道路橋りょう災害復旧費は、市道田無線の復旧工事と測量委託料として4200万円余。災害救助費は、避難所の設置費用に2400万円余、災害対策本部経費に4300万円余など。
費用は、2005年度からの繰越金1億1700万円余、地方交付税7400万円余、市債1500万円などで賄う。
市は「9月定例市議会以降、本格復旧に向けた補正予算案を組んで対応したい」としている。