信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

上伊那の農作物被害2700万円 県まとめ
2006年8月 4日(09:44)
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 県は3日までに、梅雨前線豪雨による上伊那地方の農作物被害状況をまとめた。田畑への土砂流入や冠水などで水稲、スイートコーン、ブロッコリーなどが影響を受け、被害額は約2700万円としている。
 内訳は水稲が57・5ヘクタール、約2100万円、野菜が33・7ヘクタール、585万円、果樹が0・1ヘクタール、3万5000円など。市町村別では、伊那市1480万円、箕輪町322万円、辰野町60万円、南箕輪村31万円。宮田村と中川村は水稲だけで、それぞれ415万円、407万円だった。
 土石流で約10アールの野菜畑が土砂に埋まった伊那市西春近、平沢悦子さん(81)は「農作業を生きがいにしていただけに残念。近所の人が野菜を恵んでくれて本当にありがたい」と話していた。
 調査は7月24日に開始。翌日から県職員が被災した畑の土砂撤去などを行い、各地で農作物被害の相談会を開いた。
【写真説明】土砂に埋まったままの野菜畑=2日、伊那市西春近


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