信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

避難勧告の住民 3回目の一時帰宅 岡谷市湊地区
2006年7月29日(15:08)

 岡谷市災害対策本部は29日、避難勧告を出している同市湊の土石流災害現場周辺の137世帯に、被災から3回目となる一時帰宅を許可した。午前中は66世帯180人がそれぞれの自宅に戻り、2時間の帰宅時間を主に家の周りに残った土砂の片付けに充てていた。
 同市湊の土石流災害現場で遺体の一部が発見された同市湊3の花岡滋さん(75)の捜索は午前6時に再開。自衛隊員ら129人が作業に当たった。上田市手塚の産川沿いの市道陥没個所から車ごと転落したとみられる新聞配達員、小林正子さん(57)の捜索も続いたが、正午現在、見つかっていない。
 県によると、29日午前10時現在、岡谷市湊地区の住民ら9市町の164世帯422人が避難生活を続けている。


<前の記事 大雨被害 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun