信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

県に排水ポンプ車の配備を要請へ 飯田市長が考え
2006年7月28日(09:00)

 飯田市の牧野光朗市長は27日の市議会全員協議会で、梅雨前線による豪雨災害を踏まえ、県に災害対策車両の排水ポンプ車を配備するよう求める考えを示した。
 飯田市内では19日、祝井沢川が増水。市の排水ポンプ車2台と国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)、中部地方整備局(名古屋市)の2台が稼働したが、排水能力が追いつかず一部地域へ水があふれ、道路などが冠水した。今回の豪雨災害では、諏訪湖周辺の浸水でも国交省の排水ポンプ車が稼働した。
 市長は「市と災害応援協定を結んでいる東海地方の自治体で配備されているか、もう一度確認したい」とした上で「県も河川を管理しており、配備が必要だ」と述べた。
 県によると、排水ポンプ車や運搬可能な排水ポンプは所有しておらず、北原正義土木部河川チームリーダーは「市町村と相談し、当面は運搬可能なポンプの購入を検討する」としている。


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