信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

不明2人依然見つからず 岡谷の避難勧告は部分解除も
2006年7月27日(14:43)

 梅雨前線に伴う豪雨災害で、岡谷市と上田市では27日午前、行方不明者2人の捜索が続けられた。だが同日午後1時現在、見つかっていない。
 岡谷市災害対策本部は27日午前6時、同市湊の土石流災害現場で、行方不明の花岡滋さん(75)の捜索を再開。自衛隊員や岡谷署員ら140人態勢で捜している。
 また、対策本部長の林新一郎市長は同日午前の記者会見で、同市湊の避難勧告地区内を流れ、19日にはんらんした八重場沢川の上流に、28日から大型土のうを設置するとした。林市長は「設置が終われば、(同川下流世帯を対象とした)勧告の部分解除はありうる」との考えを示した。大型土のうは、土石流の発生した小田井沢川近くの谷へもできるだけ早く設置を始める。
 上田市では、産川沿いの市道の陥没個所から車ごと転落したとみられる新聞配達員、小林正子さん(57)の捜索を27日午前9時から再開。上田署員や消防隊員ら約40人が埴科郡坂城町の千曲川の中州を中心に捜している。


<前の記事 大雨被害 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun