信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

岡谷・上の原小の授業再開は夏休み明けに
2006年7月26日(09:41)
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 豪雨により19日未明に裏山が崩れ、体育館や校舎内に土砂が流れ込んだ上の原小学校(岡谷市長地出早)は24日夜、片付けが済んだ同校プレイルームで保護者に被害と復旧作業の状況について説明し、夏休み前の授業再開を断念したことを報告した。
 同校は、1学期終業式前日の25日の授業再開を目指し、職員や保護者らが連日作業。校舎内の土砂はほぼきれいに取り除いた。しかし、通学路周辺や一部の校舎の周りにはまだ大量の土砂が残り、雨天時には土砂や水が流れ込む恐れもあるため、授業再開は危険が残ると判断した。体育館内や周囲に流れ込んだ土砂は除去が進んでおらず、復旧のめどは立っていない。
 保護者約200人が出席。石原俊彦校長は「皆さんの理解と協力を得ながら、1日も早く学校が元に戻るよう頑張りたい」と話し、学校側は夏休み期間中の学習教材のプリントなどを配布した。2学期の開始は8月22日。4年生の長男が通う母親は「子どもは学校に行きたいと言っているので残念。できる範囲で復旧に協力したい」と話していた。
【写真説明】保護者を前に学校の復旧状況などを説明する石原俊彦校長


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