伊那市は25日、豪雨災害被災地への職員派遣を始めた。この日は、土石流の被害に遭った西春近柳沢に午前と午後、それぞれ17人を派遣。県派遣の職員16人と一緒に、用水路にたまった土砂を取り除いた。 職員たちは用水路に入り、土砂をスコップやじょれんで少しずつすくい出した。土砂が固まり、1メートル分をすくうのに、30分以上かかった個所も。柳沢の農業男性(65)は「住民だけの作業は困難。本当に助かった」と話していた。