茅野市は24日、豪雨災害による市内の農地や道路、公共施設などの被害状況について23日現在の中間報告をまとめた。被害総額は2億1800万円に上った。
市産業経済部によると、土手やのり面の崩落、土砂流入によって被害を受けた田畑は43カ所、農道は27カ所、水路は38カ所で、これら農業関連施設の被害額は8800万円。崩落などが起きた林道は18カ所で6930万円。登山道や遊歩道の崩落などによる観光施設の被害は8カ所で1280万円だった。
市都市建設部によると、補修の必要な道路や河川などの被害額は3530万円。公園内設備や上下水道は1260万円とした。
市水害・土砂災害対策本部によると、建物への被害は、ちの上原で床上浸水が9戸、床下浸水が6戸。土砂崩落により米沢埴原田で住宅1棟が損壊した。