県教委は24日、岡谷市湊の土石流災害の避難所となっている湊小学校と、同市川岸の土石流で被災者らが生活する岡谷西部中学校に、スクールカウンセラーを1人ずつ配置した。当面は29日までの午前10時―午後7時、避難生活を続ける子どもたちの話し相手になり、心のケアに当たる。
県教委は23日から、諏訪、上伊那地方で被災児童、生徒がいる全13校で、スクールカウンセラーの巡回をしているが、対象者が多い2校は常駐とした。
また、岡谷市災害対策本部は25日から、湊小に、住民の心のケアに当たる専門家チームを常駐させる。県と日本赤十字社県支部の臨床心理士など3―5人の専門家が午前10時―午後5時、同小の教室で被災者の悩みに耳を傾ける。
市は「被災者には、避難所生活のストレスや将来への不安が蓄積していると思う。岡谷南部中や岡谷西部中など、ほかの市内の避難所にも出張してもらえるよう要望したい」としている。