避難所生活を送る住民や被災地で復旧作業に当たっている人を対象に、諏訪地方で公共の温泉施設が無料開放されている。諏訪市の温泉・温水利用型健康運動施設「すわっこランド」(豊田)は、毎日300人以上の被災者らが利用しており好評だ。
同施設によると、22日は諏訪市と岡谷市の被災者、災害ボランティアら計373人が、23日は319人が利用した。無料開放は26日までの予定だが、岡谷市湊地区で避難が続く間は、同地区の被災住民に限って無料開放を継続する方針だ。
岡谷市内では、市社会福祉協議会が運営する諏訪湖ハイツ(長地権現町)と市振興公社が運営するロマネット(同)が被災者らを対象に当分の間、無料開放している。
【写真説明】被災者と災害ボランティアを対象に無料開放している「すわっこランド」の温泉浴場