豪雨災害を受けて、諏訪地方の夏のイベントや祭りの中止決定が続いている。
下諏訪町は、町民祭り企画・検討委員会などが初めて企画した30日の町民祭りのテストイベントと、8月1日の諏訪大社下社の遷座祭「お舟祭り」に合わせて予定していた関連イベントの中止を決めた。お舟祭りの関連イベントは、30日に花火を打ち上げ、31日の宵祭りで長持ちやみこしのパレードなどを予定していた。
既に集まっている協賛金は、翌年に繰り越す方針。神事の遷座の行列とお舟曳行(えいこう)は、諏訪大社下社秋宮が「今後の状況にもよるが、現段階では例年通り行う予定」としている。
諏訪湖周辺の美術館や博物館が夜間も開館する「諏訪の長い夜」の実行委員会は24日、予定通り28、29日に開くことを決めた。しかし関連イベントのうち、「4sat」「小野寺民謡会の津軽三味線と日本民謡」「こめいかん屋台村」「サンバでナイト」「きつね祭り」は中止に。高島城をライトアップする「お諏訪祭り」、まるみつ百貨店前でのダンスフェスタ2006は延期で、いずれも8月中に開く方針だ。
県道岡谷茅野線が通行止めのため、バスの運行をイルフ童画館(岡谷市中央町)と「SUWAガラスの里」(諏訪市豊田)を往復するルートに変更。発車の間隔は45分から1時間に広げる。
また、29日に開催予定だった町民祭り「富士見OKKOH(オッコー)」は、近隣が大きな被害を受けているなどとして、24日夜開いた実行委員会で中止を決めた。