豪雨災害で休校が相次いでいた諏訪市と下諏訪町の小学校は24日、5日ぶりに全校で授業を再開した。だが、土石流災害現場近くの湊小と岡谷南部中、土石流で校舎内に土砂が入った上の原小の、岡谷市内の3小中学校は休校が続いた。
諏訪市の全7小学校のうち城南と中洲の両小学校は、19―21日の3日間を休校とし、土、日曜日も挟んで5日ぶりの授業。浸水被害が大きかった大手や湖柳町などが通学区内にある城南小によると、全家庭の3割ほどが浸水などの被害に遭った。
24日は全校児童527人のうち513人が登校し、災害が原因の欠席は1人だった。小宮山真平校長は「(休校の期間は)とても長く感じた。子どもたちの元気な姿が戻ってうれしい」と話していた。
湖南小と高島小は、降雨による災害発生の可能性を考慮し、午後の下校時間を通常より繰り上げた。市内4中学校のうち諏訪中は20日から夏休みで、残る3校はこの日までに授業を再開した。
岡谷市では、市内12小中学校のうち川岸小が午後1時半に集団下校したが、休校を除く8校は通常通り授業をした。下諏訪町では全4小中学校が通常授業に戻った。
【写真説明】5日ぶりに行った諏訪市の城南小学校の授業