信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

日用品や飲料・野菜を支援 コクドIH部や川上村から
2006年7月25日(09:13)
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 諏訪地域の豪雨災害被災地には地域外からの支援も続々と届いている。
 岡谷市の市災害ボランティアセンター(カノラホール内)と避難所になっている岡谷南部中体育館には24日、アイスホッケーのアジア・リーグに所属するコクドアイスホッケー部(東京都西東京市)の監督や選手ら6人が支援物資を直接、運び込んだ。
 チームは長野市が準本拠地。「県内に拠点を持つチームとして、被災者のため協力したい」(岩崎伸一監督)と、合宿地の軽井沢町から練習を休んで、トラックとマイクロバスで訪れた。
 約60人が体育館で避難生活を送る岡谷南部中では、避難中の同校2年山岡洸太君(13)がアイスホッケーをやっていると聞いた選手たちが、会って励まそうと、ボランティアセンターに加えて急きょ訪問することに。選手たちは、チームのスポンサー企業が用意した清涼飲料水や栄養調整食品、歯ブラシなどの日用品をトラックから降ろし、体育館の食料品置き場に積んでいった。
 山岡君はちょうど外出中で、選手らに会うことはできなかったが、「コクドの選手たちはあこがれの存在。来てくれたことはとてもうれしい」と話していた。
 下諏訪町役場には、川上村の長野八ケ岳農協川上支所からレタスが25箱(1箱16個入り)届けられた。「農繁期でボランティアに行けないが、被災地の人に食べてほしい」と組合員が1人1箱持ち寄ったという。
 町内では現在、東高木の5世帯9人が近くの高木公民館に避難している。町は1箱を同公民館に届け、残りは町内の小中学校と保育園での給食に使うことに決めた。レタスは辰野町や箕輪町にも届けられた。
【写真説明】岡谷南部中学校体育館に支援物資を届けるコクドアイスホッケー部の選手ら


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