平谷村の高嶺山(1、574メートル)頂上に続く林道高嶺山線(全長4キロ)で24日までに地滑りが確認され、通行止めになった。遊歩道や展望台を整備した頂上へ行けなくなり、観光への影響を心配する声が出ている。
村産業建設課によると、地滑りは林道入り口から200メートルほど進んだ約60メートルの区間で、道路が約15メートル下の沢に崩れ落ちた。今のところ復旧のめどは立っていない。
村内の「JMB中部パラグライダースクール」が山頂付近で行い、年間約2000人の利用があるパラグライダー体験は実施できず、当面は別の場所で行う。登山パンフレットも作ってPRしてきた村は「できる限り早めに対処したい」としている。
【写真説明】地滑りで崩落した平谷村の林道高嶺山線