信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

900人余避難続く 岡谷・上田の2人依然不明
2006年7月23日(09:17)

 梅雨前線による豪雨災害で、岡谷市、上田市の行方不明者計2人の捜索は22日も続いたが、発見に至らなかった。23日も続行する。県のまとめによると、22日午後9時現在、自主避難も含め避難者は12市町で計944人。
 岡谷市湊の土石流災害現場では同日午後3時、花岡滋さん(75)の捜索を再開。災害救助犬も使って午後7時前まで捜した。上田市手塚の産川で新聞配達中に川沿いの市道の陥没個所から車ごと転落したとみられる小林正子さん(57)の捜索は午後5時まで行った。
 岡谷市は同日午後、川岸地区の3カ所と湊地区の1カ所の計291世帯への避難勧告を解除した。諏訪郡下諏訪町も同日午後、町内5カ所の計45世帯、1工場に対する避難勧告を解除。これで同町内の避難勧告はすべて解除された。
 上伊那郡辰野町赤羽地区への避難指示は同日午後も継続した。
 長野地方気象台によると、県内は梅雨前線の北上に伴い、23日夜から広い範囲で雨になる見込み。気象台などは引き続き厳重な警戒を呼び掛けている。


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