大雨の影響で佐久市春日竹の城、農業桜井ふさ江さん(63)宅の裏山が一部崩れ、21日、隣家と合わせ計4人が近くの公民館に避難した。斜面には複数の亀裂があり、川西消防署と消防団などがシートを張るなどして警戒している。
桜井さんによると、崩落があったのは19日午前6時半ころ。幅約8メートル高さ約5メートルの範囲が崩れ、住宅の庭にあるプレハブ小屋(35平方メートル)が半壊した。桜井さんは母親(92)と母屋で寝ていたが無事だった。新たな崩落の恐れが出たため、21日になって避難した。
このほか、県佐久建設事務所によると、同市春日の県道大木浅田切線は路肩が長さ15メートル、高さ5メートルにわたり崩れ、通行止めが続いている。同市協和の八丁地川では石積み護岸が長さ5メートルほど崩れた。
県南佐久建設事務所管内では、佐久穂町高野町の抜井川堤防で道路側の一部が崩れた。
【写真説明】斜面崩落で半壊したプレハブ小屋