豪雨の影響で、北アルプスの常念岳と蝶ケ岳の登山道に通じる安曇野市内の2本の林道が、それぞれ数カ所で崩れて全線通行止めになっている。管理する市は21日、「年内の復旧は難しい」として、徒歩で通行できるような応急工事が可能かどうか検討を始めた。本格化する夏山登山に大きく影響しそうだ。
通行止めになっているのは、常念岳の一ノ沢登山口までの林道一ノ沢線約5キロと、常念岳と蝶ケ岳に通じる「三股」までの林道烏川線と市道計約6キロ。一ノ沢線は幅5メートルほどの林道が長さ約20メートルにわたって崩れ、烏川線は長さ約500メートルにわたり脇を流れる烏川に道路が削られているという。