信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

防災相、岡谷の災害現場視察 知事が支援緊急要望
2006年7月22日(10:50)
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 沓掛哲男防災担当相を団長とする政府調査団約20人が21日、岡谷市湊の土石流災害の現場を視察した。同行した田中康夫知事は現地で沓掛大臣に対し、災害復旧への財政支援や森林整備予算の拡充など計13項目の緊急要望をした。沓掛大臣は視察後に諏訪市内で行った記者会見で、予算措置について「予備費などで対応していくことになる」と述べた。
 要望は、普通交付税の繰り上げ交付や災害対策費に対する特別交付税の交付、高速道路と国管理の河川・道路の早期復旧、国管理の河川・ダム増水時の県、市町村との連携強化−など。田中知事は取材に対し「現場の実情に合わせて要望した。きちんとお応えいただけるよう期待している」と話した。
 視察には、林新一郎岡谷市長、山田勝文諏訪市長らが現地で合流し、林市長が土石流災害の現場の状況を説明した。
 沓掛大臣は会見で、今回の土石流災害について「まず二次災害が起きないよう山の上の方に亀裂がないかなどを調査する必要がある。各省庁と一緒にしっかり対応したい」と述べた。
【写真説明】岡谷市湊の土石流災害現場を視察する沓掛哲男防災担当相(右)=21日午後4時15分


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