信濃毎日新聞ニュース特集

大雨被害

くらしの情報・避難状況
2006年7月22日(10:48)

<避難状況>
(21日午後7時現在、県まとめ)
 【避難指示を受けた避難場所と避難人数】
 ▽岡谷市・田中小学校、下浜区民センター 計195世帯425人▽伊那市・藤沢多目的集会施設 58世帯133人▽上伊那郡辰野町・赤羽コミュニティーセンター 50人▽上伊那郡南箕輪村・北殿公民館 2世帯4人
 【避難勧告】
 ▽岡谷市 714人▽諏訪市 50人▽諏訪郡下諏訪町 39人▽伊那市 2世帯4人▽上伊那郡箕輪町 46世帯113人▽同郡辰野町 18人▽下伊那郡松川町 2世帯7人▽塩尻市 8世帯18人▽千曲市 9世帯27人
 【自主避難】
 14市町村 64世帯172人(岡谷市の岡谷と夏明地区は確認中で含まれていない)
<道路>
 県などによると、21日午後9時40分現在、中央道の通行止めは上り線が駒ケ根―諏訪インター間(伊那―伊北インター間は通行可)、下り線は諏訪―伊北インター間。長野道は岡谷ジャンクション―塩尻インター間の上下線で通行止めとなっている。国道は、上伊那郡辰野町伊那富の153号が通行止め。木曽郡木曽町日義の361号は2トン車超の車両は通行できない。
 主要地方道は、岡谷茅野線(岡谷市の釜口水門―湊)、諏訪白樺湖小諸線(茅野市の車山スキー場―大門峠)、駒ケ根駒ケ岳公園線(上伊那郡宮田村の中電新太田切発電所―駒ケ根市のしらび平)などが通行止め。
 県警によると、上伊那地方から諏訪や松本地方に抜けることができる幹線道路は、同日現在、県道下諏訪辰野線から岡谷市街地を経由するルートしかない。同県道周辺では、交通の集中により22日以降も渋滞する可能性がある。
<JR>
 JR東日本長野支社は21日、22日の始発から中央東線塩尻―岡谷間(辰野経由)を始発から終日運休すると決めた。小海線小海―小淵沢間も始発から運転を見合わせる。JR東海によると、飯田線伊那新町―辰野間でも同日始発から運転を見合わせる。
<住宅>
 ★県営住宅の貸与
 県は住宅に被害を受けた被災者に対して、1年間を上限に使用料と敷金を全額免除して県営住宅を貸し出す。問い合わせは住宅部住宅チーム電話026・235・7337。
 ★県が災害被災者向け住宅相談窓口を設置
 県は、住宅に被害を受けた被災者を対象に相談窓口を開いている。住宅金融公庫の融資や県の補助制度のほか、県営や民間の賃貸住宅の空き状況、被災家屋の復旧支援情報を提供している。問い合わせは県住宅部建築まちづくりチーム電話026・235・7335。休日、夜間電話090・1535・1156。
<その他>
 ★ガス事業の特別措置
 関東経済産業局は災害救助法適用地域(岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町)の被災者の申請により、ガスが使えない状態を直す臨時工事の費用を免除するほか、支払期限を1カ月延ばす。問い合わせは同局資源エネルギー環境部電話048・600・0411。
 ★電気料金の特別措置
 中部電力は災害救助法適用地域や近隣地域(松本市、茅野市、伊那市、塩尻市、小県郡長和町、上伊那郡箕輪町、同郡辰野町)の被災者について、支払期限を1カ月延長したり、被災時から継続して電気を使わなかった月の基本料金を6カ月に限り免除する。問い合わせは最寄りの各営業所へ。
 ★企業向け相談窓口
 県信用保証協会は、長野市の本店営業部と県内7支店に設けた特別相談窓口で中小企業からの相談に応じる。政府系金融機関では、中小企業金融公庫松本支店、商工中金の県内3支店、国民生活金融公庫の県内4支店がそれぞれ特別相談窓口を設置、いずれも災害復旧融資の取り扱いを始めた。日本政策投資銀行も地方開発部に相談窓口を設けた。県の相談窓口は商工部ビジネス誘発チーム電話026・235・7200、夜間電話080・5146・7259。
 ★金融機関の特別融資
 八十二銀行(長野市)、県信用組合(同市)、県労働金庫(同市)、諏訪信用金庫(岡谷市)は21日、被災した個人や事業者に対する災害復旧特別融資を行うと発表した。いずれも住宅の建て替えや改修、車両の買い替えや修理などへの低利融資。住宅金融公庫北関東支店(前橋市)も同様の融資を始めた。
 また、県労働金庫は22日午前10時―午後5時、岡谷、諏訪、茅野、伊那の4支店と伊北出張所で預金支払いや融資の相談を受け付ける。


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