長野地方気象台によると、15日朝降りだした今回の雨は、中南部の多くのアメダス観測点で降り始めからの総降水量が平年の7月1カ月分を上回る記録的な大雨となっている。 15日午前6時の降り始めから19日午前零時までの総降水量は、木曽郡王滝村御岳山486ミリ、松本市上高地419ミリ、上伊那郡宮田村宮田高原408ミリなど。各地で土砂崩落などの被害をもたらした2004年10月の台風23号の降水量を上回っている。伊那市東春近では、18日の日降水量が173ミリとなり、1993年の観測開始以来で最多を記録した。