日本青年会議所長野ブロック協議会と、大学生や高校生の有志などが6日まで4日間、長野市と松本市の街頭に投票箱を用意して、知事選の模擬投票をするよう未成年者に呼び掛けている。選挙権のない若者にも政治への関心を高めてもらう試みだ。模擬投票はインターネットでも受け付けており、知事選投票日の2日後の8日、同協議会のホームページに結果を公開する。
4日は、大学生5人が松本市のJR松本駅前で高校生らに模擬投票を呼びかけた。投票用紙を手にした若者たちは、投票したい候補者名と選んだ理由、居住する市町村名、年齢、性別を記入して投票箱に入れていた。
模擬投票を呼び掛けたメンバーで長野市出身の大学4年白沢史那さん(21)=東京都武蔵野市=は「県立高校の統合問題などで高校生たちも政治に関心を持っている。未成年者も一緒になって県の未来をつくるきっかけにしたい」と話した。
模擬投票は、5日正午から午後3時まで松本市の松本城公園や松本駅前、6日は午後3時から同6時まで長野市のJR長野駅前で行う。インターネット投票は6日午後8時までに、協議会ホームページ(http://www.jc-touronkai.com/mogi/)へ。
【写真説明】知事選模擬投票の投票箱に1票を投じる未成年者=JR松本駅前