信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
羽田氏が知事選不出馬を表明「国政に専念」
2006年6月28日掲載

 8月の知事選で、県議や首長らから出馬の打診を受けていた民主党参院議員の羽田雄一郎氏(38)=県区=は27日、都内で取材に対し「国政に専念したい」と述べ、知事選に立候補しない考えを明らかにした。後援会関係者や北沢俊美・党県連幹事長らに既に伝えたとしている。
 田中知事に代わる候補擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」が同日、前自民党衆院議員の村井仁氏(69)に出馬を要請したことを受け、羽田氏は「一つにまとまらなければ(現職の田中知事には)勝てない選挙だ。これ以上、乱立していく余裕はない」と話した。
 一方、羽田氏は、民主党として村井氏を支援する可能性について「難しい状況がある」との受け止めを示した。また、知事選をめぐる自民党の対応について「候補者公募の経過など、県民に分かりづらい。県政を変えるために勝てる候補者をしっかり出すという思いに立っているのか疑問も残る」と批判した。


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