信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
羽田氏擁立に前向き 民主北沢氏が県議有志と会談
2006年6月 6日掲載

 民主党県連の北沢俊美幹事長は5日、知事選に向け名前が挙がっている同党の羽田雄一郎参院議員(38)=県区=について「彼が県政を担った時、県民に幸せな展望が開けると認識したら、そういう方向に行くことは十分ある」と述べ、擁立に前向きな姿勢を示した。
 同日、田中知事に代わる知事が必要とする県会6会派の有志グループ「ネットワーク21」の望月雄内世話人代表(政信会)らと長野市の党県連事務所で会談後、記者会見して述べた。
 この日は望月氏と寺島義幸氏(緑新会)、保科俶教氏(志昂会)の3人が「(候補擁立に向けた)民主党の考え方を確認したい」として県連を訪問。北沢氏は終了後の取材に「事実上の(県議からの)出馬要請と受け止めた」とした上で、「(羽田氏の)擁立について、今後さらに議論していかないといけない」と話した。
 また望月氏は取材に「民主党として、責任を持って候補を擁立するという意思が確認できた」と述べた。
 ネットワーク21は6会派の27人で5月に発足。自民党籍を持つ県議や、民主党県連の羽田孜代表(衆院3区)に近い県議らが参加している。これまで共産党を除く県内各党に連携を要請してきており、グループ内では「候補の絞り込みに向け、政党側への働き掛けを強めるべきだ」との声が出ていた。


<前の記事 2006長野県知事選 トップ 次の記事>

掲載中の記事・写真・イラストの無断転用を禁じます。
Copyright© 信濃毎日新聞 The Shinano Mainichi Shimbun