8月の知事選で田中知事に代わる候補の擁立を目指していた「輝く明日の長野県を考える会」の近藤光代表世話人(連合長野会長)は24日、長野市の社民党県連事務所を訪ね、20日にまとめた会としての「考え方」を伝えた。
「政党の枠を超えた幅広い支持を得られる候補の擁立を目指す」などとした考え方に対し、同県連の中川博司幹事長は会談後の取材に「県連としての対応は考えていない。政党を超えて広く県民の中から議論して知事候補が選ばれるべきだ」と述べ、党として候補者の人選には関与しない考えを示した。
近藤代表世話人は同日開いた連合長野の執行委員会でも「考える会」の経過を報告。「構成組織を含め、連合長野全体で一体的な対応を取ることで一つのステップにしたい」と述べ、今後「考え方」の内容を連合傘下の組合員に説明し、理解を得ていくよう求めた。