信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
「政党間の連携」を要請 考える会が民主党県連に
2006年5月23日掲載

 8月の知事選で田中知事に代わる候補の擁立を目指していた「輝く明日の長野県を考える会」の近藤光・代表世話人(連合長野会長)は22日、東京都内で民主党県連の北沢俊美幹事長(参院県区)に会い、「民主党の現職国会議員と自民党の前衆院議員が有力候補となりうる」とした同会の「考え方」を報告、候補擁立に向け「政党間の連携」を要請した。
 会合は冒頭以外非公開。北沢幹事長は終了後の取材に「どういう場面で政党間の話し合いが必要となるのか考える」と述べ、早急に同県連の常任幹事会を開き、対応を協議する考えを示した。
 「考える会」が「有力候補」としたのは、民主党の羽田雄一郎参院議員(県区)、篠原孝衆院議員(比例北陸信越)と、前自民党衆院議員の村井仁氏の3人とみられるが、この日の会合で「具体的な名前は議論していない」(近藤氏)とした。
 近藤氏は23日、自民党県連と公明党県本部にも同様の報告と要請を行い、「考える会が3月に開いたシンポジウムに参加した他の政党(共産党、社民党)にも報告したい」とした。同氏はこの日、連合本部も訪ね、古賀伸明事務局長に「考え方」を伝えた。


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