信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
「勝てる候補」言葉に違和感 田中知事
2006年5月13日掲載

 田中知事は12日の記者会見で、8月の知事選で田中知事以外の候補擁立を目指している市民グループや一部首長らの動きに関し、「勝てる候補、という言葉には違和感がある。選挙は競馬のレースではない」などと述べた。
 知事は「とにかく勝ちたい、という精神論では違うのではないか」とした上で、「(田中県政発足から)6年間、田中康夫は認めないと言ってきた首長や議員は、自ら責任を持って、どういう県にしたいのか分かりやすくお話いただきたい」と注文した。
 自身が公約に掲げた政策が進まない原因をどう分析しているか、との質問には、「田中が言い出したことだからけしからん、ではアパルトヘイト(人種隔離)だ。歩み寄るとか妥協ではなく、いいものは一緒にやろうという気持ちがどうだったかという検証は求めたい」と述べ、対立が続く県議会などをあらためて批判した。


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