信濃毎日新聞ニュース特集「2006長野県知事選」
県議有志9人 知事選での連携に向け準備会
2006年4月29日掲載

 田中知事に代わる知事が必要−とする県議有志9人が28日、8月の知事選に向け、会派を超えて情報交換するためのネットワークづくりに向け、長野市で準備会を開いた。候補者の擁立には直接かかわらないが、選挙戦では積極的に知事に対抗する候補の支援に当たるとしている。
 望月雄内氏(政信会)、寺島義幸氏(緑新会)、保科俶教氏(志昂会)の3人が呼び掛けた。県内の情勢について情報を共有するため「会派の代表者ではなく、県内4地区ごとに数人ずつ声をかけた」(望月氏)といい、この日は自民党、県民クラブ・公明、緑のフォーラム、志昂会、緑新会、政信会の6会派の所属県議が参加した。
 会合後、望月氏は「田中知事を近くで見てきた立場として、新しい知事を誕生させる責任がある。選挙戦について具体的な話はしていないが、候補が決まれば全力で支援する」と説明。2002年の知事不信任決議に伴う出直し選では、田中知事の対立候補支援に消極的だった県議もいたことから「知事の問題点を指摘してきた以上、今回はきちんと責任を果たす必要がある」と話す参加者もいた。
 知事選に向けては、出直し知事選後の03年に初当選した1期の県議十数人も5月上旬、情報交換のための会合を開く予定という。


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