今夏の知事選で田中知事に対抗する新人候補擁立を目指す中信地方の県民有志らが21日、「輪の会」を結成、松本市内で初会合を開いた。「壊された県政を再構築できる人」とし、日銀松本支店前支店長で現仙台支店長の橋本要人(かなめ)氏(50)を推薦すると決めた。
約70人が参加。会代表の石曽根清晃弁護士(60)=松本市=は、橋本氏推薦を決めた東信の「けやきの会」(湯本清代表)の松本地方での連絡事務を担当している。会合では田中知事について「民主的でないやり方で県政を壊し、その後の創造ができていない」と批判。知事候補の要件として「情熱を持ち県民全体の利益を守る人」などを挙げ、橋本氏が最もふさわしい―とした。
会合終了後、石曽根代表は、「けやきの会」とともに5月にも橋本氏に出馬を要請する意向を示した。