信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

自己推薦全日制1.58倍 公立高入試出願締め切り
2012年2月 4日掲載

 県教委は3日、2012年度の県内公立高校の前期選抜(自己推薦型入試)の出願を締め切り、志願状況をまとめた。7272人が出願し、後期選抜などと合わせた高校志願予定者全体に占める割合は35・0%で、前年度より1・1ポイント低下した。全日制の志願倍率は前年度の1・63倍から1・58倍に下がり、過去最低となった。
 全日制では、上田千曲の食物栄養科が2・80倍で最も高く、上伊那農業の生物科学科の2・65倍、上田千曲の生活福祉科の2・60倍、岩村田の機械科の2・50倍と次いだ。前年度から普通科28校が前期選抜を取りやめており、志願倍率が3倍を超えたところはなかった。
 全日制の学科別の平均志願倍率は、普通科1・50倍(前年度1・59倍)、農業科1・67倍(同1・72倍)、工業科1・66倍(同1・65倍)、商業科1・81倍(同1・80倍)、家庭科2・19倍(同2・34倍)、理数科1・40倍(同1・35倍)、英語科1・28倍(同1・28倍)、スポーツ科学科0・83倍(同0・86倍)、音楽科0・75倍(同0・94倍)、総合学科は1・53倍(同1・67倍)だった。
 定時制は0・42倍(同0・63倍)、多部制・単位制は1・54倍(同1・68倍)だった。
 前期選抜の試験日は8日(一部の高校は9日にも実施)、合格発表は15日。
 また、県情報公開・私学課は、3日現在の私立高校の自己推薦と校長推薦などの志願状況を発表。締め切っていない伊那西を除く14校の定員計3625人に対し、志願者は3724人で、前年度同時期より138人減った。


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