信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

北佐久農高「本校舎」に 県教委が校地利用で方針
2009年10月17日掲載

 県教委は15日夜、佐久市岩村田の北佐久農業高校で「第2回地域とともに佐久新校を考える懇話会」を開き、総合技術高校の校舎について「北佐久農業高を本校舎的な役割を果たす北校舎に、臼田高を南校舎にする」との方針を明らかにした。
 総合技術高校は、2013年以降に北佐久農業と臼田、岩村田の各職業科を統合して設置する計画。佐久地方の県立高校の同窓会やPTA役員らでつくる「佐久市の中等教育を考える会」の意見などを基に県教委が今年6月に決めた第1期高校再編計画では、校舎について「臼田高校の校地も利用して設置する」としただけで、明記していなかった。
 この日の懇話会には、学校関係者や保護者ら21人が出席。総合技術高校の校地については、出席者の質問を受けて県教委が説明した。出席者から反対意見は出なかった。
 統合対象校の教員らでつくる「佐久新校準備委員会」の委員長で北佐久農業高の丸野良督校長は「今まであいまいだった部分を具体的にしたことで前進できる」と話した。
 懇話会ではこのほか、総合技術高校のイメージなどを話し合った。次回は12月16日、北佐久農業高で開く。


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