信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

自己推薦全日制1.73倍 公立高入試出願締め切り
2009年2月 5日掲載

 県教委は4日、2009年度の県内公立高校の自己推薦型入試(前期選抜)の出願を締め切り、志願状況をまとめた。志願者は受験生の49・3%に当たる1万255人で、前年度より2・6ポイント低下。このうち全日制の志願倍率も、前年度の1・81倍から1・73倍に下がった。
 全日制で志願倍率が最も高いのは今年も松本蟻ケ崎の5・64倍で、2年ぶりに5倍を超えた。松本美須々ケ丘が3・98倍、松本深志3・75倍、上田染谷丘3・71倍、長野3・68倍と続く。
 4月に地域キャンパス(分校)として発足する長野西中条校(現中条)は、前年度を7人上回る17人が志願(0・85倍)。同じく4月から総合学科となる蘇南は51人が志願(1・28倍)。前年度の普通、工業、商業3科の合計志願者数を3人下回った。
 学科別の平均志願倍率は、全日制普通科が1・94倍(前年度2・08倍)で、農業科1・74倍(同1・60倍)、工業科1・48倍(同1・63倍)、商業科1・60倍(同1・74倍)、家庭科1・63倍(同1・71倍)。理数や英語科などの特色学科は1・12倍(同1・12倍)、総合学科は1・73倍(同1・64倍)だった。
 自己推薦型入試の試験日は9日(一部の高校は10日も実施)、合格発表は17日。
 県は、4日現在の県内私立高校の自己推薦と校長推薦の志願状況を発表。まだ締め切っていない伊那西を除く14校の定員3600人に対し、志願者は2951人で、前年度同期より152人減った。


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