信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

高校教育のあり方考える研究会 旧第12通学区で設置
2008年8月13日掲載

 県立高校再編問題で、旧第12通学区(大北地方)の行政関係者が12日、大町市役所で懇談会を開き、同地方の高校教育のあり方を考える研究会を設置することを決めた。県教委は、普通科のある大町(大町市)、大町北(同)、白馬(白馬村)の3校のうち2校を再編統合するのが適当−とした再編骨子案をまとめており、研究会は対案を含めた対応策を話し合う。
 研究会は、大北5市町村の行政、議会、教委代表をはじめ、池田工業(池田町)を含む4高校の同窓会・PTA代表、中学校PTA関係者ら約30人で構成。9月1日に初会合を開く。
 県議の宮沢敏文(県民クラブ・公明、北安曇郡)、諏訪光昭(同、大町市)両氏が「高校再編議案を審議し決定する立場にあるので意見を聞きたい」と懇談会開催を呼び掛け、市町村長や議会、教委代表者ら30人余が出席。県教委は12月にも校名を盛った再編計画案をまとめる考えだが、「もっと地元として研究する時間がほしい」「県教委が目指す新しい高校の姿が見えず、不安だ」といった意見が相次いだ。


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