信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

自己推薦全日制1.85倍 第2回調査、高倍率続く都市部
2008年1月16日掲載

 県教委は15日、今春行う2008年度高校入試の第2回志願者予定数調査の結果を公表した。公立全日制の自己推薦型入試(前期選抜)は51・3%に当たる1万962人が希望し、倍率は1・85倍だった。前年同期(1・88倍)を下回り、倍率は緩和傾向だが、都市部の普通科で高倍率傾向は続いている。
 調査は昨年12月20日時点で、浪人生を含む高校進学予定者2万1384人を対象に志望校を聞いた。前期選抜と、一般入試(後期選抜)、私立、長野高専などを合わせて1校ずつを挙げてもらった。
 全日制前期選抜の学科別倍率は、普通科2・20倍。ほかに家庭科1・74倍、商業科1・69倍、農業科1・56倍、工業科1・54倍など。専門学科や総合学科は1・39倍だった。学校別では松本蟻ケ崎5・50倍、諏訪清陵4・54倍、屋代4・47倍だった。
 後期選抜は1万7802人が希望。普通科は1・44倍、商業科2・02倍、農業科2・00倍、工業科1・86倍、家庭科1・69倍、専門・総合学科2・69倍。
 定時制は前期選抜の志願予定者は286人で0・97倍、後期選抜は464人で0・59倍だった。
 公立高校の前期選抜は2月7日、後期選抜は3月11日に行う。
 私立は定員3860人に対して2308人が志願予定、長野高専は200人の定員に269人が志願する。県外の高校を志願しているのは354人、未定は187人だった。


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