今春の２００７年度高校入試で県教委は１２日、第２回志願者予定数調査の結果を公表した。公立全日制の自己推薦型入試（前期選抜）は全体の５１・１％に当たる１万１００９人が希望し、募集定員に対する倍率は１・８８倍。昨年１０月の第１回調査（２・０３倍）や前年同期（１・９７倍）をいずれも下回った。
既卒者を含む高校進学予定者２万１５６５人に、昨年１２月２０日時点で公立の自己推薦型入試と一般入試（後期選抜）、私立、長野高専などの第１志望を聞いた。
前期選抜の学科別倍率は、普通科が２・２０倍、家庭科１・９５倍、商業科１・８１倍、農業科１・６７倍、工業科１・４５倍。理数科や英語科など専門学科と総合学科は合わせて１・４１倍。学校別では松本蟻ケ崎６・３９倍、上田４・７８倍など市部の普通科で高倍率となった。
公立全日制の後期選抜は１万７８３７人が希望した。倍率は、前期選抜との併願者も含め普通科１・４３倍、農業科２・０５倍、工業科１・７１倍、商業科２・０８倍、家庭科１・９１倍、専門学科・総合学科２・６０倍。
統合して新設する飯山、中野立志館、木曽青峰は多くの学科で希望者数が定員を上回った。一方、県教委が再編計画を「凍結」した学校のうち、中条、犀峡は前後期とも定員に達しなかった。
定時制（松本筑摩含む）の前期選抜は１８２人で、倍率は０・８８倍。後期選抜は３９７人で０・５０倍だった。
公立高校の前期選抜は２月５日、後期は３月７日に行う。
私立１６校は、定員３８８０人に対し２５５５人、長野高専は同２００人に対し２３８人が希望。県外高校希望は３５５人、未定は１８３人だった。
