木曽高校と木曽山林高校(ともに木曽町)の両校長が10日、木曽町日義の木曽文化公園文化ホールで開いた木曽郡定例町村会に出席し、来春発足する統合校「木曽青峰高校」の施設整備などへの協力を求めた。
木曽山林高の松田篤校長は、1期生が3年になる2009年度から演習林を使う授業以外は木曽高の校舎で行うため、専門学科棟を同校のテニスコート4面をつぶして建設する方向で県教委との協議がまとまってきたと説明。また、県教委の当初計画とは違い、全面的に木曽高に移転したいが、財政的な裏付けがないため「計画に地域も合意しているとして、県への働き掛けなどをお願いしたい」と訴えた。
また、それまでは両校校舎を現状通り使うことから、人的配置の維持も求めてほしいとした。長岡始郡町村会長は「11月9日に予定している知事との懇談で、木曽の共通課題として強く要請したい」と応えていた。