信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

50人が県会の採決見守る 「心配で…」「議論を」
2006年9月15日掲載

 県立高校統廃合関連の9議案が採決される15日の臨時県会本会議の傍聴席。開会した午後1時には、県教委が統廃合対象とした高校の地元関係者ら50人以上が訪れ、採決の行方を見守った。
 大町と大町北(ともに大町市)の統合に反対してきた同市の二条孝夫さん(49)はPTA関係者ら約10人と傍聴。「委員会では否決されたが、本会議でどうなるか気になって…。まだ地元ではもめているだけに、やはりもう少し議論すべきだ」と話した。
 蓼科(北佐久郡立科町)との統合が計画されていた望月(佐久市)のPTA会長、小山年明さん(43)=佐久市=も「委員会では否決だったが、心配で見に来た。将来的に統廃合が必要だとしても、一度白紙に戻して議論の場を設けてほしい」。
 長野市北堀の鬼山敏雄さん(67)は「村井知事が県民の声を聞くと言って当選しただけに、民主的な議会になっていくのか見たい」と訪れた。「人口が減っていない地域にある長野南の統合は一方的に決まってきたと感じる」と話していた。


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