信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

再編の一時凍結を申し入れ 共産党県議団が県教委に
2006年8月18日掲載

 県会の共産党県議団(石坂千穂団長)は17日、県立高校再編の来年度一斉実施を目指している県教委に対し、一斉実施に向けた準備を一時凍結するよう申し入れた。
 申し入れでは、知事選で「地域で合意できたところから実施すべきだ」と主張した村井仁氏に県民から支持が寄せられた―と指摘。6月県会で生徒募集停止に県会の同意を必要とする高校設置条例改正案が可決されたのに「(体験入学や地域説明会などの)既成事実を積み重ねている」(石坂団長)と、県教委の対応を批判した。
 申し入れた同県議団に対して丸山〓教育長は、当初予定通りに再編を進める考えを示した上で「新知事には(再編の)必要性をしっかり説明させていただく」と述べた。
 同県議団はほかに、7月の豪雨災害の被災者支援策充実などを県に申し入れた。
(〓は、リッシンベンに晃)


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