県高教組(高村裕委員長)は8日、新人の村井仁氏が現職の田中康夫氏を破った県知事選の結果を受け、県立高校再編問題について「早急に県会を開催し、統廃合問題の決着を図る」と2氏にそれぞれ求める声明を発表した。
声明は、知事選で高校再編も争点になったことを踏まえ、「結論を引き延ばすことは学校現場に混乱をもたらし、受験を控えた中学生の不利益になる」とし、村井氏に9月早々に県会を開催するよう求めている。
田中知事は7日の記者会見で、高校の統廃合を前提とした生徒募集停止について同意を求めるための臨時県会は、今月末までの任期中に開かないとの考えを示している。
声明は、県議会についても「関係者の声に耳を傾けて堂々と決着をつけることを求める」とした。