信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

中学生らに説明会 統合準備の中野と中野実総合学科
2006年8月 9日掲載

 県教委の高校改革プラン実施計画に沿って来春の統合を準備している中野市の中野高と中野実業高の総合学科高校開設準備室は8日、中学3年生や保護者、中学教諭を集めた初の新高校説明会を中野実高で開いた。市内や近隣の中学3年約400人を含めた計約500人が総合学科校について説明を受けた。
 開設準備室の説明によると、文系進学や理系進学、芸術、福祉、電気、機械などを軸とした8つの系列がある。必修科目のほかに約150の選択科目があり、生徒たちは将来の進路を考えながら科目を選べるのが特徴だ。また、クラブ活動については両校にある内容を存続させるとした。
 選択科目の講師を確保できるのか保護者から質問が出たのに対して、準備室は「大学や地域と連携し、人材を確保する準備を進めている」とした。
 説明会の後、中野市の男子生徒は「いろいろな科目があることが分かり役立った」、山ノ内町の女子生徒は「将来何をしたいか考えることができる高校だと感じた」と話していた。


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