信濃毎日新聞ニュース特集

どうする高校改革

木曽高2学科大筋変わらず 中学生対象に説明会
2006年8月 2日掲載

 木曽高校(木曽町)は1日、来年度入学生を対象とした学科説明会を同校で開いた。木曽山林高校(同)との統合が計画されており、統合高校の詳細は調整中だが、普通科と理数科の指導内容はほぼ変わらないとして開催。木曽郡や塩尻市の中学生や保護者ら225人が参加した。
 木曽高小体育館で開いた全体会では、学校側が「統合の関係で未定だが、普通科と理数科は大筋で今まで通りの方向で、参考になると思う」と断ってから、授業内容や取得単位について紹介した。全体会に続いて、補習授業の様子やクラブ活動などの見学も実施した。
 参加した男子中学3年生は「統合で学科などの内容が変わるのではと不安があったが、あまり変わらないとの説明で少し安心できた」と話していた。藤田佳弘教頭は「木曽高校で培ってきた教育の成果は、統合校にきちんと伝えたい。一番気にかけている中学生の不安を解消するよう、情報提供したい」とする。
 木曽山林高校は26日に体験学習を予定しており、参加者を募集している。両校の合同説明会も9月9日に開かれる予定だ。


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